【読書メモ】ニートの歩き方
phaさんの、ニートの歩き方を3年ぶり位に読んだので、メモに残そうと思います。
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
- 作者: pha
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 人にお金をあげるのは、人助けと言う側面があるけど、それ以上に他人にお金をあげるのってコンテンツとして面白いというのがある。
1,000円で漫画を買うよりも、1,000円をニートに上げてそいつが頭を使うのを見た方が面白かったりする。 - インターネットによる需要と供給のマッチング
- 所有からシェアへ
- 流通が進化すれば所有はいらない
この辺って、時代をすごく見てるよね。2012年の本だけど、phaさんの言う通りな方向に向かってる。読み直して思う、phaさんの凄さ。
- ニートのような弱い立場の人間ほど、仲間を作る事は重要。
- 確かに僕には京大に入れる位に受験勉強はできたけど、それはただそれだけのことで、社会の中で協調性とポジティブさを持ってサボったり休んだりせずに生産的な活動を続ける、と言うようなことをする能力は僕にはなかった。だから京大を出たのにもったいないと言う評価はあまり適切ではない。
- ニートになった方が幸せな人もいるし、働いていた方が幸せな人もいる。教養とは学歴のことではなく、1人で時間を潰せる技術の事でもある。
- 国民健康保険の保険料というのが結構高い。僕の場合年収がゼロに近い時は毎月の保険料も1,000円位だったけど、年収800,000円位だったときは保険料は毎月8,000位だった。
- 働かざるもの食うべからずという言葉はソ連を作ったレーニンが新約聖書を引用していらしたもの。もともとは働かない怠け者を批判するための言葉ではなく、働かずに労働者を搾取して肥え太っているブルジョワを攻撃するときに使われた言葉だった。
☆☆☆
久しぶりに読んでみると、すごく面白かった。
シェアの概念とか、コミュニティの概念とか、新しい働き方とか、phaさんのいう通りの現実が迫ってきているように思える。
phaさん頭いい〜!