【読書メモ】お母さんの敏感気 モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる
お母さんの敏感気 モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てるを読んだので、メモに残します。
お母さんの「敏感期」―モンテッソーリ教育は子を育てる、親を育てる
- 作者: 相良敦子
- 出版社/メーカー: ネスコ
- 発売日: 1994/01
- メディア: 単行本
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- 生物の幼少期には敏感期というものがあり、一定のことに対して感受性が敏感になる。幼児教育の改革者、マリアモンテッソーリが人間にもあることを見出した。
- 敏感期のいろいろな特徴、その時期にだけあらわれる子供の強い願望や傾向を知っておくことによって、子育ての姿勢も変わってくる。
- 子供に何のためにお稽古を習わせるのか?そのお稽古をしてその子が将来良かったと思えるかどうか?どんな大人になってほしいと自分を考えているか?何のためにお稽古事をさせること言ったら、集中して1つのことをする喜びを知るためであると今は断言できる。
- 子供が幸せそうな笑顔する、その瞬間に気づくことが大切。どうやって子供がそんなに幸せそうな顔をする機会を与えることができるか、それを考えていく。
- 子供が何かを集中しているの見かけたら、よく見守りましょう。それが出発点となる。
- モンテッソーリは子供の不機嫌な反応は、敏感期にある子供が何かに強い興味や関心を抱いたにもかかわらず、大人の鈍感さによってその興味が断ち切られた時に現れるのだと説明します。
- いつも決まった順番が良い、いつもと同じ場所じゃないと嫌だ、と言うふうに秩序に非常にこだわる時期が2、3歳ごろにある。モンテッソーリはこれを秩序感にたいする敏感期と名付けた。この時期は子供がこの世界を生きていくための羅針盤を手にする時期。自分を取り巻く環境全体を1つに纏めたり、相互関係を理解しようとしている。
- 文字を書くのは何歳ごろがいいのか?という疑問の前に、子供の指先が字を書くのに必要ないろいろな運動を身に付けさせる方が大事。運動の敏感期の時の4歳前後の時に指先をしっかり使う機会をたくさん提供するべき。
- 子供の敏感期の時期を知らずに育ててきました。しかしモンテッソーリの時代から科学が大きく進化しており、人間の脳は死ぬまで訓練によって鍛えることができると分かっています。昨日は何歳であっても環境によってまた訓練によって変化する力を持っており、これが現代の科学の素晴らしい発見だ。
- 子供の敏感期のエネルギーを有効に利用するためには、母親が、何歳の時はどんな敏感期にいるか科学的な根拠に基づいて知っておくべき。必要最低限の知識は、子供がどう動けばいいかなどの動き方を知りたがっていることを知っておくことです。
- 自分が自分の行動の主人公であり大望と、ありとあらゆる動き方を身に付けたい望み心の中に渦巻いているこの時期にはもう一つの内部のエネルギーが強く働きだしています。それは知性のエネルギーです。
- 知性の働きは一言で言えば区別すること。まず分ける。次に分けたものを集める、比べる、合わせる。別の言葉で言えば、分析、集合、比較、対応。
- 多くの教育関係者、素晴らしい子育てをした親が言う最も大切な子育てのキーワードは自立。
- 大人にとって掃除をすることは、きれいにすることつまり効率を求めるばかりで目的は結果。しかし子供にとって掃除をすることが過程を楽しむことである。そうすれば箒をうまく使えるのか、どうしたらこのゴミをうまくつかんでゴミ箱に捨てれるのかなと。
- ブルームと言うアメリカの教育学者が、世界のトップクラスになった人たちが小さかった時どんな教育を受けたかを調査した。その人たちに共通していた事は、親たちは家庭の雑用や責任を4歳位の時から子供に責任を持って自律的に行動できるように繰り返し強調していたと言うことです。
☆☆☆
僕の教育感とそっくり。
子を持つ人には必読の本。この本の内容を全て鵜呑みにすれば良いと言うわけではなく、参考にするべき。